Lush / Snail Mail (2018)
「Myunsic Re/cordsが選ぶ、2018年の年間ベスト・アルバムTOP25」第19位!
アメリカ、メリーランド州はボルチモア出身の若きシンガー・ソング・ライター(デビュー時18歳!)Snail Mail こと Lindsey Jordan のデビュー盤。
「Lush」のサウンド
5歳で触れた映画の「スクール・オブ・ロック」や、アヴちゃん(=Avril Lavigne・笑)に影響されギターを始め、16歳で地元レーベルからEP「Habit」をリリース。
で、今作は、名門インディー・レーベル、Matador Records からのリリースですよ。
90年代のローファイなオルタナ、ギターポップを思い出させる「Matador 産らしい」直球の内容。
Matador Records と言えば、このあたりの音だと、ベルセバ(Belle and Sebastian)、Cat Power、Liz Phair なんかを擁してましたし、日本からだとピチカート(Pizzicato Five)やCornelius も出してたレーベルなんですが。
まあ、ドンピシャですよねー。
音楽的には、これ以上、特別語りたくなるようなことも無いっちゃーないんだけど(笑)、18歳にして、楽曲も演奏もこのクォリティですよ。高校卒業直後で、この内容ですからねー。
そして、テーマが「内省と成熟」(泣)。
その「みずみずしさ」一発で、例えば Arctic Monkeys と比べても上のランキングに(笑)。
「創造性の充実」を前にして「初期衝動の美」が、その価値を上回るっつーね。
まあ、典型的な話ですわね。パンクイズム(笑)。
「Lush」まとめ
現在19歳になった彼女は、NYはブルックリンに移って活動中。
同性愛者であることをカミングアウトしているところも現代的ですね。善きこと。
このアルバムも38分。
全編、この3曲のイメージから外れることのない、王道の Guitar Pop。
端的に好みです(笑)。
次回作での成長ぶりも期待しております。