2019年2月5日に、Pioneer DJ より rekordbox の最新ヴァージョン「5.4.3」が、前ヴァージョン「5.4.2」発表から2ヶ月半ほどで、リリースされました!
今回は rekordbox 5.4.3 の変更点と、ヴァージョン・アップ方法をお伝えいたします!
*前ヴァージョン「5.4.2」については、こちらをご参照下さい!
rekordbox 5.4.3 の 変更点
Ver.5.4.3 (2019.2.5)
[機能追加]
-Alphanumeric形式でキーを表示するオプションを追加
- [環境設定]>[表示]>[キー表示形式]にて[Classic]形式または、[Alphanumeric]形式が選択できます。
[Classic]形式:Abm,B,Ebm,F#,Bbm,Db,Fm,Ab,…,F#m,A,Dbm,E
[Alphanumeric]形式:1A,1B,2A,2B,3A,3B,4A,4B,…,11A,11B,12A,12B
解析時にデータベースに書き込むキー情報は本設定(Classic/ Alphanumeric)に従います。
“1m”や”01A”などの表記をお使いの場合、上記の設定では表示できなくなります。
以前の表示に戻すには[環境設定]>[表示]>[キー表示形式]の[データベース上のキー情報を表示]にチェックを入れてください。
-RGB式でもカラーホイール式でもない灯体に対応
[機能改善]
-MACRO EDITOR画面の改善
[バグ修正]
-MACRO EDITOR画面にて輝度が描画されず編集できないことがある問題を修正
-ブラウズのスクロールでラグが発生することがある問題を修正
-見つからないファイルを再配置できないことがある問題を修正
-コレクションとRelated Tracksで表示されるキーが異なる問題を修正
-サマリー表示でキーが正しく表示されない問題を修正
-Automix中、LOOP CAPTUREできないことがある問題を修正
-DVS ABSOLUTEモードでEXPORTモードにし、rekordboxを再起動すると再生トラック補助情報パネルで編集ができない問題を修正
-(Winのみ)rekordbox lyricで “Tectonic”モーションを使うと、ひし形エフェクトの文字が正しく表示されない問題を修正
-特定のMacでPC Master Outを有効にできない問題を修正
-その他のバグの修正と安定性の向上
大半はバグの修正(これ、大事)ですが、新たな機能として、キーの表示方法が「Classic」と「Alphanumeric」(アルファベットと数字の組み合わせ)の2種類から選べるようになりました!
トラックのキー(調性)を確認して、ミックスする2曲が協和的に気持ちよく響くようつなぐ手法を「ハーモニック・ミキシング」と言いますが、その際に、昔から続くキーの記述の仕方(「C」「Am」など)の理解が無くても、アルファベットと数字を見るだけで、簡単に理解ができちゃうのが「Alphanumeric」の表記方法です。
今回は、せっかくの機会なので(笑)「ハーモニック・ミキシング」の手法について、別の記事でまとめました!
今回のアップデートでできるようになった「Alphanumeric」の表記の活用方法もご紹介しております! よろしければ、こちらも、チェックしてみて下さい!!
rekordbox 5.4.3 アップデート方法
通常通り、rekordbox を立ち上げると、アップデートをうながすポップアップが立ち上がってきます。
下部の「OK」をクリック。
こちらの「開始」をクリックで更新が始まります。
あとは、表示される指示に従って進むだけでOKです!!
初めて rekordbox 5.4.3 をダウンロードするなら、こちらから
ダウンロードやインストールの方法をまとめた記事を書きましたので、今から rekordbox 5.4.3を手にしたい方は、こちらをご参考にして下さい!!
記事中に、ダウンロード元の Pioneer DJ さんのアドレスもございますので、そちらからどうぞ!!
「キー表示形式」変更の方法
今回の機能追加点である「キー表示形式」の変更の方法は以下です。
「環境設定」画面の呼び出し
やり方は2つ。
a. メニューバーの「rekordbox」>「環境設定」を選択
b. 画面右上の「歯車マーク」をクリック
どちらでも同じ画面が表示されます。
「表示」→「キー表示形式」から選択
「表示」の中ほどに「キー表示形式」の欄があります。
ここで、「Classic」か「Alphanumeric」かを選択できます!
rekordbox 5.4.3 まとめ
バグ修正を主としつつも、キーの表示方法が[Classic]と[Alphanumeric]の2種類から選べるようになりました!!
自分に合った表示方法で、BPMだけでなく、キー(調性)までキレイにつなげられるトラックを見つけるのが、これまでより簡単になりましたね。
(今回は「ハーモニック・ミキシング」の手法についても、簡単にですが、ご紹介してみました!)
rekordbox、どんどん使い勝手が良くなっていきますね。
みなさんも、ご使用中のソフトのヴァージョンが最新かご確認の上、必要でしたらアップデートしてみてください!
(使用環境によっては、最新版が正義!とはいかない(泣)こともあります。
それはそれで注意が必要ですので、事前の情報確認をお忘れなきように。)
使える機能は、しっかり活用して、音楽生活、DJ ライフを、どんどん豊かにしていきましょう!!