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【iPod】 初代 iPod 発表から17年! 自らの iPod 遍歴に思う (2018.10)

Gadget
上の写真は2008年当時のうちの iMac & iPod classic。
丸10年前!

 

2001年10月23日(日本では24日)に、スティーブ・ジョブズが初代のiPodを発表してから17年が経ちました。(iPad じゃなくて iPod だかんね!・笑)

 

mp3 プレーヤー自体は、それ以前から存在はしていましたが、ごくごく限られた人(←ガジェット・オタク・笑)にしか知られていなかった、という世の状態をくつがえし、ジョブスの夢の通りに「誰もが手元に音楽(プレイヤー)を持つ」世界を実現しました。

(その機能と遺伝子は、そのまま iPhone に吸収されて、今でも、より広く使われてますね。)

 

単なる「新しい音楽プレイヤー」が出現した、というだけの話ではなく、のちに登場する iTunes Music Store によって音楽をダウンロードで購入する、という、新しい音楽の流通システムとからめることにより、人々の音楽との付き合い方も、アーティストも含んだ音楽業界のあり方までも根本から変えてしまった、という、すさまじい発明品だと思います。

(個人的な音楽ライフの上でも、仕事としても、えらく「影響を受けた」私です。・笑)

 

今回は、私自身の iPod遍歴も交えつつ(笑)、簡単に iPodの歴史を振り返って行きたいと思います。

 

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初代 iTunes リリース

初代 iPod の発表からさかのぼること9ヶ月前、2001年の1月に、初代の iTunesもリリースされています。

CD-ROMでのリリースですからね。隔世の感があります。

 

当初は、まだ iTunes Music Store もなく、Mac用の音楽管理ソフトとしての機能のみでした。その名も「デジタル・ジューク・ボックス・ソフトウェア」!(笑)

キャッチコピーが「Rip. Mix. Burn.」です(笑)。

「CDのデータを取り込んで、CD-Rに焼ける!」ってことが売りのソフトだった訳ですよね。

確かに「CDを作成する」のボタンが、放射能関係なのか?、、ってくらい危険そうな、黄色と黒のデザインだった記憶がありますね。Burrrrrn!!(笑)

 

私が初めて購入した Mac は、99年に発売された iMac DV Special Edition (グラファイト)というモデルだったんですが、、ということは、買ったときには iTunes はプレインストールされていなかった、、ことになるんですね。忘れてたなー(笑)。(Mac OS 9.0 だったねー。ネコ科シリーズより前よ。・笑)

なにかもう「一時代前」というよりも、はるかに遠い昔の話に聞こえますね。(まあ、「前世紀」の話っすからねー、当然ですか。・笑)

 

初代 iPod 発表!

2001年の10月発表。容量5GBで価格は税別47,800円。Macにしか対応していませんでした。

 

上の iTunes でリップした(取り込んだ)曲を、外に持ち出して聴けるよー、というプロダクトだった訳ですね。キャッチコピー →「ポケットの中に1000曲」!

 

これは調べてて初めて知ったんですが、開封時に出てくるフィルムに「音楽を盗用しないでください」って書いてあったんですって(!)。

「iTunes Store 以前」の世界ですからね。mp3と言えば Napster (←違法!)という時代だったんですよ。

正規の音楽ダウンロード場所の先駆けであり、今ではダウンロードストアの最後の牙城になるんではないかという Apple ですが、2001年は、まだそんな混沌とした状況だった訳です。

私はまだまだ、バリバリでCD買ってた時代ですねー。

そのころの私(笑)→  Sonyの「CDウォークマン D-E01」を使用中

「ウォークマン20周年記念」にして「CD ウォークマン15周年記念」モデルのこちらが1999年に出ておりまして、こちらとCDを持ち歩いて聴いておりました。

 

こちら、「Slide-in Disc Loading機構」といって、従来のように蓋をパカっと開けるのではなく、スロットローディング的に側面からCDを出し入れできまして、それが当時、すごく嬉しかったんですよね(笑)。未来!カッコいい!!って(爆)まあ、その後の機械式のスロットローディングみたいにモーターで出してくれるんじゃなしに、手動で割りと雑に「ガシャ」って出すんですけど(笑)。

それまでのCDウォークマンって、外で歩いてたりすると音飛びが結構酷かったんですが、この機種についている音飛び防止機能の「G-PROTECTION」がよくできていて、音が飛ぶストレスが、かなり減って、時代の進歩を感じてましたね。

 

この機種、2001年にジョブスが、「今後 Mac が各種デジタル・デバイスをつなぐ『中心』として『デジタル・ハブ』になるのだ!」という構想を発表した際に、CDプレイヤーの例としてあげられてたんですよね。

左上が「CDウォークマン E-D01」

ちなみに、この当時の私、デジカメは、この画像で上に出ているキャノンのIXYの、まさにこのモデルを使っていたので、この発表を見た際に「我が意を得たり!」(笑)って思いましたよね(笑)。

デジカメのIXYの方は、Macに写真を取り込むんで、実際に「繫がる」訳なんですが、CDウォークマンの方は「焼いたCDをかける」くらいが可能なだけで、実際のところ「(直接は)繫がらない」(泣)というのが、また「過渡期」感たっぷりですね(笑)。今見ると。

 

、、話を戻しますと(笑)、この当時、とにかくCDをいっぱい買ってたんで、CDウォークマンを持っていると、レコ屋で買った帰り道に、すぐ聴けるってのが、すごく大きなメリットでした。

10枚入るCDフォルダにCDを入れて持ち歩いてましたね。毎日、家出る前に「今日は何聴こうかしら?」って選んで(笑)。1枚10曲として100曲。

 

iPodの「ポケットの1000曲」ってその10倍ですからね。当時は「すごい量!」だったわけです。

1000曲どころか、Apple Music で「常に4000万曲」にアクセスできる今から考えると、牧歌的な時代ですねー。

 

 

その後の iPod 進化の歴史

その後、ホイールがタッチセンサー式に変わった「第2世代」が2002年。

接続がドック・コネクタに変わった「第3世代」が2003年。(それまでは Fire Wire接続だった(!)という恐ろしさよ・笑。)

初めてクイックホイール(←再生などのボタン操作も全てホイールに統合)搭載の iPod mini が2004年、、などなど、現在の iPhone にまで受け継がれていく様々な改善を取り入れながら、順調に進化とラインナップの拡大が進んでいきます。

 

、、この辺の歴史的な展開については、専門家がちゃんとまとめて下さっているページがあるので、詳細はぜひそちらを見てみてください。

 

資料集/iPod・iPhone・iPadの年表(系図) - iをありがとう
iPod・iPhone・iPad・iTunesのこれまで歩んできた歴史を年表で掲載。
すげーっす。勉強なります(泣)。

 

激動の2005年 iTunes Music Store 日本上陸 〜 iPod nano 導入 〜 会社異動(笑)

本国では、すでに2003年にスタートしていた iTunes Music Store という「黒船」が、ついに日本にも上陸したのが2005年

音楽配信、デジタル・ダウンロードが日本でも本格的にスタートしたわけです。

 

かく言う私も、この年にリリースされた iPod nano の第1世代機を「初めての iPod」として導入しています。

iPod mini の後継機で、初めてフラッシュメモリが採用された機種です。画面もカラー液晶に。2GBのモデルでした。

当時、ビットレートは 128kbps で取り込んでたんですけど、2GBだと400曲くらいですかね。

 

楽曲も iTunes で管理を始めます

それまでの「レコード棚の中身がアーカイブそのものである」という「20世紀型の文化体験のストックのあり方」が、「デジタル・アーカイブ」に置き換わり始めたわけです。自分自身としても。

外出の際は、CDウォークマンで(要するに「CDで」)音楽を聴いていた、という「生活スタイル」が、ipod で(「データで」)聴く形に変わった年というのが、iTunes Music Store の日本上陸と同じ年だったわけです。

 

さらに、勤めていた外資系CDショップから、現在の会社へ異動したのも、この年だったりします。(会社の買収によるものでっす! ← 明るく・笑)

 

iTunes Music Store の日本上陸(楽曲のダウンロード販売の開始)」「iPod nano の導入(音楽のデータ管理開始)」「外資系CDショップの買収劇(と、それに伴う私自身の異動)」。

この3件が同じ2005年に重なったのは、全くの偶然のことながら、非常に象徴的とも言えると、個人的には感じています。

 

CDの売上は、日本では1998年をピークに、この2005年でもすでに下降は続けていたのですが、50年代に始まり、60年代からここまで、拡大しながら続いてきた「『音楽を聴くという行為』が(ユース)カルチャーの中心である(と、されてきた)文化のあり方」が「終わりの始まり」を迎えたのが、このあたりの時期であると私は思っています。

(言うまでもなく、トドメを刺すのは、2007年登場の iPhone から始まるスマホなわけですが。)

 

、、その辺の「音楽文化の変遷」の話は、このサイトの重要テーマとして、今後も考えていきたいと思っています。

 

2007年 iPod classic 導入

iPod nano から2年後の2007年、「iPod ファミリー」の中心モデルの最新形としてリリースされた、iPod classic の 160GBモデルを導入します。

それまで使っていた nano が2GBだったところからすると、とんでもない容量に感じたものでした。

 

以下、当サイトの前身blogの(今からちょうど10年前である)2008年のエントリーより抜粋です。

iPod Classicに手持ちCDがどこまで入るのか、楽しみにしながらやっていたのですが、曲数40,000曲弱、CD3,100枚弱で160G分終了。他の部屋にあるCDはおろか、自室のCDもすべて入れることはかなわず、、という結果でした。むー、残念、、。

、、とは言え、CD3,000枚(自室の壁2面以上に渡る棚のCD!)をポケットに入れて、歩きながらどの曲にもアクセスできるなんて、たった10年前でも想像できなかった世界ですよね。素晴らしい!これからの音楽生活が楽しみ。

前に使っていたiPod nano 2Gですら、シャッフルでかけていると、次に何がかかるか分からないのが面白かったんですが、4万曲からのシャッフル、その面白さの全貌が分かるのには、まだ時間がかかりそうです。

 

曲数からみて、まだ128kbpsで取り込んでたみたいですね(笑)。

ページトップの写真は、その翌年の2008年に iMac の方を新調した際の写真です。

 

つい数年前まで、CDフォルダに10枚、CDを直接持って歩いていたところから、3000枚分、40,000曲を手のひらサイズに収められるようになったのですから大革命でした。愛用したなー、iPod classic。

 

2014年の販売終了まで(途中マイナーチェンジはあるものの)、この160GBモデルが「iPod 史上最大容量モデル」として続いていくことになります。

 

先ほど書きました「レコード棚の中身がアーカイブそのものである」ということが有効であった、最後の時代がこのあたりでしょう。(CDは5000枚ほど所有していた時期でしたねー。)

 

この数年後に、320kbpsですべて取り込みなおしをすることになりますが、その作業終了後は、部屋のCD棚に触れる機会は、引越しの際にダンボールから出し入れする時だけ、になって行きます(泣)。

 

http://coloursofgroove.seesaa.net/article/103498553.html
このサイトの前身blogです。10年ぶりに見返しました(泣)。コメント欄が活用されていて涙。

 

そして iPhone 時代へ

その iPod classic と同年の2007年に、初代 iPhone (日本未発売)も発表になっています。

App Store すら存在していない状態(アプリの入れ替え自体が不可)でのスタートですので、まだまだプロトタイプ的な存在だったと言ってよいでしょう。

日本での販売開始は、2008年の iPhone 3G からです。

 

私自身は、その次のモデルである iPhone 3GS(32GB)を2010年に導入しました。

当時は音楽を聴くためのアプリが「iPod」という名前だったんですよね。

 

iPhone に「iPod」が組み込まれてしまい、3、4年の間、肌身離さずだった iPod classic を持ち歩くのをやめてしまいました。それまで携帯電話とiPod の2台を持って歩いていたのが、荷物が1つにまとまってしまうという便利さ。

まあ、それ以上に大きいのは、移動時に「ネット接続状態のPCを、いつでも手元に持っている状態」が、ふいに始まった、ということでしょう。

音楽環境の話をはるかに超える、人類の文明規模での大革命ですね。(今現在、スマホの存在が、あまりにも当たり前すぎて、逆にその革命性が分かりにくい位かもしれませんけれども。)

 

その後は、件の「2年サイクル」で、以下の流れで現在に至っています。

  • 2010年 : iPhone 3GS
  • 2011年 : iPhone 4S
  • 2013年 : iPhone 5S
  • 2015年 : iPhone 6S
  • 2017年 : iPhone X

 

現在使用中の iPhone X が256GB のモデルなんですが、320kbps で10,000曲以上を持って歩けていますし、Apple Music では常時40,000,000曲以上(泣)にアクセスできるわけですから、まさに「時代は変わった」ということですね。

 

ちなみに上で触れました、私が一番初めに買った99年の iMac、HD容量11GBですよ。「HDの容量が2桁Gもあって、いったい何に使うんだろう?」って、まじで思ってたという(笑)。

今回、記事を書くのに、いろいろ思い出したり調べたりしたんですけど、20年ほどという比較的「近過去」が、えらく昔のように感じました(泣)。

 

音楽メディアの「進化」と、「音楽のコモディティ(日用品)化」について

ネット環境と音楽メディアの「進化」

私自身の使用機材の変遷と共に、ざっくりと「iPod の歴史」を振り返ってみました。

 

iPodが誕生した21世紀最初の年、2001年から現在に至る期間は、ネットの普及と一般化が進んだ20年だったと言えるでしょう。

その延長で、日本では2008年に登場した iPhone から始まる「スマホの普及」により、生活の中で「1人1人が、常時ネットと接続している」ことが当たり前になったのが、この10年ということになります。

 

ネットの進化と併走する形で、音楽を聴くためのガジェットを含む音楽メディアの環境も進化してきました。

CDという最後の「物理メディア」が必要だった時代から、iTunes Music Store に代表される、音楽の「データ」で楽しむ時代へ(2005年~)。そして、誰もがスマホを持ち、ネットの高速化と常時接続の普及によって可能となった「ストリーミング」の時代へ(2015年~)。

このサイトで紹介してきている「PCDJ」の話で言えば、1枚1枚重いレコードを掘っては運んで歩き、針飛びとも戦いながらでないとできなかったDJという行為が、00年代の初頭にCDJが登場し、その後、さらにノートPC1台、、ひいては、小さなUSBメモリーだけで可能になった、、という進化も、同じ歴史の流れと言えるでしょう。

 

一音楽ファンとしては、こんなに便利で手軽に様々な音楽にアクセスできるというのは、非常に素晴らしいことで、日々、もろもろの技術を活用させてもらっております。

 

「音楽のコモディティ(日用品)化」について

と同時に、この20年で「音楽のコモディティ(日用品)化」も進んだと言えるでしょう。

 

かつて、あんなにあちこち歩き回って、それでも見つからず、ようやく目当てのレコードを手にできた時のあの喜び(笑)。かつては、不便であった分、1つ1つの音楽の「希少性」も高かったといえます。レア盤1枚10万円というのも当たり前でしたしね。で、家でも、モノを置いておくための「レコード棚」なんかも、たくさん用意していたものです。金銭的にも物理的にも、音楽にコストをえらくかけていましたよね。

 

それが今や、あのレアな7インチでしか聴けなかった「あの曲」が、普通にYoutubeに上がっちゃってたりするわけです。ちょっと「検索」するだけで簡単に、しかもタダで聴けてしまう。

VHSでしかリリースされていなかった「幻のライブ映像」なんかも、同様に一撃です。

もはや「音楽」は、物(ブツ・笑)を探して買って「持って」いて、相応の再生装置の前で聴取体勢(笑)にならなくても、いつでもどこでも「検索」ひとつで簡単に聴けるものになった。

 

音楽が、かつてに比べて圧倒的に「簡単に手に入る」=「日用品」になったんですね。

 

「日用品」として、音楽の価値は下がったのか?

CDの売上は丸20年、下がりっぱなし。データ配信を足しても、日本では下がっている。という「売上」の話も含めで、「音楽の価値が下がった」のだ、という言説を、ここしばらく、ずっと見かけます。

(ある女子中学生は「音楽を聴くとデータ量かかるから聴かない」、つまり、音楽より通信データ量の方が価値が上なのだ、、といった話も話題になりましたよね。)

 

このサイトでは、音楽の価値が「本当に下がったのか?」「現在の状況を是とすべきなのか、否とすべきなのか?」「我々は何を得、何を失ったのか?(あるいは、失ってないのか?)」というあたり、今後じっくり考えていきたいと思います。

 

それは、そもそも「音楽の価値とは、なんぞや?」という根本的な問いを含んで進んで行くことになろうかと思います。

(みなさん、このへんのところ、どんな風に感じたり、考えたりされてるか? ぜひ、うかがってみたいところでございます!)

 

、、と、iPod から始まって、いよいよ話がふくらんできました!(笑)

まあ、もろもろは、追々(笑)ゆっくり、やっていきたいと思いますー。

 

ま、まずは、方法はどうあれ、音楽、楽しみましょうぜ!!、、と、いうことで(笑)。

 

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